今回は千葉県松戸市にある専修大学松戸高等学校での開催となりました。
千葉県からの受講者はもちろん東京、神奈川、埼玉からの参加もあり、また指導対象も幼児から大学生、クラブチームと非常に多様性のあるコーチが参加してくれました。
午前中は通常通りラグビーの原理原則やコーチングアプローチ、プレーヤーセンタードなどを中心にコーチングの基本を学びました。本講習会では、受講者同士のコミュニケーションが取れるワーク(ディスカッション)が多く設定されていますが、講義中のワークで非常に熱のある意見交換が行われ、それぞれのコーチが新しいアイデアや考え方を共有し、新しい気づきや学びのある講習会となりました。
午前中最後は実技を一緒に行うグループに分かれ、午後から行う実技指導のメニュー作成を行いました。ラグビーの原理原則に則った上で安全の確保やプレーヤーセンタードを意識し、伝えたいキーファクターなどを考えながら練習メニューの作成に奮闘していました。各グループ、昼食の時間を削って練習メニューを作成するほど、非常に熱心に取り組んでくれていました。
残念ながら講習日当時は終日雨が降っていたため、午後からは体育館での実技と変更となり実技指導を行いました。指導課題はグループ毎に設定されており、ハンドリング・ボールキャリア・タックルテックニックなど基本スキルが中心のメニューです。設定した対象年齢は小学生で、実際のプレーヤーは大人(受講者の皆様)という状況に苦戦していましたが、熱気あふれる指導でラグビーの魅力や楽しさを伝える工夫が多くなされていました。
各グループ振り返ってみれば、上手くできた部分、逆に思うようにできなかった部分があったかとは思いますが、この実技を通して多くを学び、新しい発見をして頂けたと思います。実技終了後は教室に戻り、講習会のまとめを行いカリキュラムはあっという間に全て終了しました。
コーチの皆さんは1日を通して非常に充実した時間を過ごしたと思います。これからのコーチングに今日学んだ知識を十分に活かして頂き、日本ラグビーの発展、そして何より子どもたちがより良い環境でラグビーが出来るよう頑張って頂きたいと思います。
千葉県は今後もより良いコーチを育て、子どもたちがより良い環境で活き活きとラグビーを楽しみ学べる環境を作りたいと思います。
参加頂いたコーチの皆様ありがとうございました。またグラウンドで会いましょう!!
実施日:2024年2月23日(日)
開催場所:専修大学松戸高等学校
講師:古川泰士
助手:栗原喬