COACH NET
今回、熊本県では３回目となる講習会を実施しました。毎年たくさんのコーチに参加して頂き、今年度は12名の参加となりました。
普段、ジュニアの指導をされているコーチが多く、所属しているクラブやスクールの現状や課題を受講者同士で共有し、講義やワークを通して学びを深めることができました。
特に午前中の講義ではラグビーというスポーツの基本や原理原則を学習し、実践しているコーチングの内容と照らし合わせながら活発な意見交換を行うことができました。
受講者の感想としては「プレイヤーセンタードを意識しながら取り組んでいるが、常にそれが正しいかチェックする必要がある。」「ラグビーの攻撃についてはコンタクトをするスポーツではなくコンタクトをすることができるスポーツだということを意識しながらコーチングを行いたい」などの意見がありました。
午後からの実技では人数の関係もあり、3人1組４グループでの実施となりました。
午前中の講義内容を参考に、どのグループも積極的に意見を出し合い、練習メニューの考案に取り組んでいました。
各年代やレベルに合わせて、問いかける言葉を選んだり、キーポイントをシンプルにして分かりやすいメニューにしたりと、各グループの工夫された内容で実技を進めることができました。
また、練習中に選手に対してASK（問いかけ）やミスをした際のフォローも的確に実践されており、普段からの取り組みの成果が現れていました。
最後のまとめでは、昨今のスポーツ現場における事故や怪我を踏まえて、安全面には今まで以上に留意が必要であるとともに事故や怪我が起こった際の対応能力もコーチとして必要なスキルであることを再確認することができました。
短い時間ではありましたが、この講習会を通して一人ひとりのコーチが自分の哲学（フィロソフィー）に自信を持ってGOODコーチを目指してもらいたいと思います。
貴重な時間をありがとうございました。今後もこの研修会が益々発展し、成長していくことを期待しています。
実施日：2024年6月9日（日）
開催会場：専修大学熊本玉名高等学校
エデュケーター：竹下 敬介
助手：仲山 延男、山部 洋樹
