2024年度JRFU C級コーチ講習会（佐賀県）実施報告

本県では３度目の開催となり、お隣の福岡県や長崎県から参加いただいた事もあり、少人数の６名ではありましたが何とか開催することができました。

２月の寒い時期にも関わらずご参加いただいたことにまずは感謝いたします。
参加者が６名ということで、話をしていただく機会も多く、一つのチームのような感覚で進めることができました。

ただし、実技に関してはプレーヤーの人数が少なく制限される部分もあり、デメリットもあったように感じます。

午前中は、図書室にて講習を行いました。伝える内容も多く、どうしてもエデュケーターからの一方通行になりがちでしたが、二人組で行ったワークを通してそこでの意見を全体へ共有する中で、双方向型の講習会になっていきました。互いにコミュニケーションをとっていただけたことが講習会のよい雰囲気を生んだと思います。

コーチングアプローチやコーチングプロセスの部分で役に立ったと感じられた方が多く、講習内容にも充実感を味わっていただけたことがよかったです。

午後からの実技講習では、幅広いカテゴリー（小学２年、小学５・６年、高校生、大学生）に対象年齢を分け、指導計画を立てていただきました。

少人数の良さで、緊張をされてはいましたが、指導者として全員が計画・実行できたことは大きな収穫となったと思われます。

レビューの際、毎回全員から発言をしていただきました。数多くの見方があり、良い部分も多く気づいて頂けたことに大きな価値があったように思います。

ただし、実技指導に必要なプレーヤーの人数が確保できなかったことや体力や安全の観点から、実技の時間が短くなっていたことは今後の課題かと思います。
最後のフィロソフィーについては、お一人お一人に話をしていただきました。

それぞれの思いが今日一日の学びにしっかりと結びついており、自らの考えをしっかりとまとめ、見つめ直していただく良い機会になったと思います。

短い言葉で分かりやすく言語化できたことへの充実感もあり、最後は皆さんとても良い表情をされていたことが講師として本当にうれしかったです。

エデュケーターとして参加させていただきましたが、私自身が参加者の皆さんとの時間の中で多くのことを学びました。

講師としては力不足の部分が多くありましたが、参加者の皆さんのお陰で充実した時間を過ごせたことに感謝いたします。

これからが大切だと思いますので、参加してくださった皆さんと共に、“前進”できるよう努力していこうと思います。