ラグビースクールご担当者各位
体験会開催等における留意点
(公財) 日本ラグビーフットボール協会普及育成委員会
1 はじめに
日本スポーツ協会、日本障がい者スポーツ協会作成の「スポーツイベント再開に向けた感染拡大予防ガイドライン」、日本ラグビーフットボール協会 「 トレーニング再開のガイドライン 」を踏まえ、 安全な体験会 開催と体験希望者の受け入れのための留意点をまとめました。体験会開催と体験希望者の受け入れにあたっては 、 開催地の都道府県、市町村の方針に従うことが大前提であり、再開の判断に迷われた際は、 開催地のスポーツ主管課や衛生部局等への相談をお願いします。学校部活動の場合、学校の方針に従ってください。
2 当日の参加受付時の対応
体験会の主催者は、体験会当日の受付時に参加者が密になることへの防止や、安全に体験会を開催・実施するため、以下に配慮して受付事務を行うことが必要です。
①受付窓口には、手指消毒薬を設置してください 。
②発熱や軽度であっても咳・咽頭痛などの症状がある人は参加しないように呼び掛けてください 。(状況によっては、発熱者を体温計などで特定し入場を制限することも考えられ ます 。)
③人と人が対面する場所は、 可能であればアクリル板、透明ビニールカーテンなどで遮蔽してください。
④参加者が距離をおいて(できるだけ2mを目安に(最低1m))並べるように目印の設置等を行ってください 。
⑤受付を行うスタッフは、マスクを着用してください 。
⑥可能であれば インターネットやメール等を使った電子的な受付を行い、受付場所での書面の記入等を避けるようにしてください 。
⑦感染経路の追跡を行うため、個人情報の扱いに十分注意しながら、日付、場所、参加者情報(氏名、電話番号、メールアドレス)は記録してください。また、必要に応じて保護者の情報も記録してください。
3 体験会参加者及び体験希望者への対応
体験会の主催者は、体験会当日に、健康チェックシートを用いて参加者から以下の情報の提出を受け、記録し、保存してください。参加者には体験会当日の検温及び健康チェックシートの記載事項を事前に周知してください。
【健康健康チェックシートの記載事項】
① 氏名、年齢、住所、連絡先(電話番号)※個人情報の取扱いに十分注意する。
②体験会当日の体温
③ 体験会前2週間における以下の事項の有無
ア 平熱を超える発熱
イ 咳(せき)、のどの痛みなど風邪の症状
ウ だるさ(倦怠(けんたい)感)、息苦しさ(呼吸困難)
エ 嗅覚や味覚の異常
オ 体が重く感じる、疲れやすい等
カ 新型コロナウイルス感染症陽性とされた者との濃厚接触の有無
キ 同居家族や身近な知人に感染が疑われる方がいる場合
ク 過去14 日以内に、政府から入国制限、入国後の観察期間を必要とされている国、地域等への渡航又は当該在住者との濃厚接触がある場合
4 体験会の主催者が準備するもの
体験会の主催者は、参加者が体験会開催前や実施の間に手洗いをこまめに行えるよう、以下に配慮して手洗い場所を確保することが必要です。
① 手洗い場には石鹸(ポンプ型が望ましい)を用意すること。
② 「手洗いは 30 秒以上」等の掲示をすること。
③ 体験会では、グラウンド及び開催場所近くにできるだけ手洗い場を確保すること。
④ 手洗い後に手を拭くための、ペーパータオルを用意するか、もしくは個人のタオルを持参させ、共用タオルを使用しないようにする。
⑤ 手洗いが難しい場合は、アルコール等の手指消毒を用意すること。
⑥ 更衣室、休憩・待機スペースは感染リスクが比較的高いと考えられることからなるべく使用しないこと。
5 体験会実施時の留意点
① 十分な距離を確保してください。感染予防の観点から、周囲の人となるべく距離を最低でも2m空けてください。
② 人と人との挨拶や体に触れること(握手や抱擁)は積極的に回避してください。
③ 体験会参加時の参加者のマスクの着用は参加者の判断によるものとします。*マスク着用により十分な呼吸ができないことによる身体への影響の可能性があることや熱中症などに留意してください。
④ 可能な限り、トレーニング用具の共有は避ける必要があります。どうしても必要な場具の共有は使用するグループが入れ替わる度に器具を0.05%次亜塩素酸ナトリウムあるいは70%以上のアルコールを用いてこまめに消毒をしてくをしてください。
⑤ ウォーターボトル、タオルなどの個人の備品は、分かりやすく区別できるようにし、共用・使いまわしをしないでください。
⑥ 可能な限り、体験会参加者グループにコーチを割り当て、そのコーチはそのグループだけを監督し、グループ外のメンバーとは距離を保つようにしてください。分けられたグループ間の接触が練習前後に発生しないように配慮くださしてください。
⑦ 参加者同士やスタッフが接触するトレーニングは行わないでください。
⑧ 可能な限り屋外でトレーニングを行ってください。
⑨ 目、鼻、口を触らないように心掛け、どうしても触るときには手洗いや手指消毒をした後に触るようにしてください。
⑩ 発熱などの症状が確認された参加者・関係者は直ちに体験会への参加を中断し、隔離等の適切な対応を行うとともに、必要に応じて保健所や医療機関への相談あるいは受診を促してください。
<参考資料>>
(公財)日本スポーツ協会、(公財)日本障がい者スポーツ協会
「スポーツイベント再開に向けた感染拡大予防ガイドライン」
https://www.japan--sports.or.jp/about/tabid1278.htmlsports.or.jp/about/tabid1278.html
公益財団法人日本ラグビーフットボール協会
「ラグビートレーニング再開のガイドライン」」
以上